ラブマイオピアーメガネソムリエの不器用な日常ー

並榎雫

“メガネ選びは、大切なパートナーを探すようなもの” それって恋人を選ぶようなものですか？

若きメガネソムリエとして、業界で注目される堂島。ある日、顧客から「いま若者に大人気のメガネ店」と見せられた記事に、チャラついた様子のメガネ姿の男・桐ヶ谷が大きく特集されているのを見る。

プライドが傷付いた堂島は、偵察してやろうと桐ヶ谷の店を訪れるが、声をかけて来た桐ヶ谷は堂島がかけているメガネの価値がわかるようで肩透かしを食らう。その上「貴方のメガネを選びたい」と好意的に迫られて──!?