波野ココロ
神の世の遊郭で出会った烏滸絵師の華麗な演舞に魅せられて───
負けなしのヤンキーだった羽衣石(ういし)は喧嘩の最中に刺され、絶対絶命のピンチに陥ってしまう。意識が朦朧とする中、不思議な声が聞こえてきた……。『私の元へこい』と。
次に目が覚めるとそこは『神様たちの遊郭街』と言われるところだった。あの声の主は神様の世界を統べる「竜帝」で、その花嫁候補として見初められたという羽衣石は、同じく花嫁候補の人間・紫野(しの)に案内されるまま遊郭でお世話になることに。
見たことない生き物ばかりの世界に不安が募る羽衣石に、街で出会った烏滸絵師・帆酉(ほとり)が優しく声をかけてくれて…?
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